観光地紹介

柳津を訪れる皆さまへ

柳津の魅力あふれる観光地をご案内いたします。
圓藏寺や弁天堂など、歴史と風情ある名所から、斎藤清美術館や只見線といった、自然とアートが融合する場所まで、様々な魅力が広がっています。
また、温泉で心身を癒す、至福のひとときもお楽しみいただけます。
柳津の観光地で、心豊かなひとときをお過ごしください。

赤べこ伝説発祥の地「やないづ」

赤べこ

柳津町には「赤べこ発祥の地」と呼ばれる由縁となる、「赤べこ伝説」というものがあります。今から400年程前、会津地方を襲った大地震によって多くの僧舎・民家が倒壊し多大なる被害を受けました。震災後、倒壊した圓藏寺本堂を再建するため、大きな木材を運ぶのに大変苦労していたところ、どこからか力強そうな赤毛の牛(べこ)の群れが現れます。べこ達は木材の運搬を助け、無事本堂を再建させることができました。一生懸命に手伝った牛たちは人々に「赤べこ」と呼ばれるようになり、忍耐力と力強さ、福を呼ぶ象徴として後世まで語り継がれています。

福満虚空藏菩薩 霊巌山 圓藏寺

圓藏寺

霊巌山の圓藏寺は、名刹・福満虚空藏菩薩として知られ、古くから人々の信仰を集めてきました。開放的な境内には古い木造建築物があり、静かな雰囲気が漂い、秋の紅葉シーズンには美しい景色を楽しめます。
圓藏寺は大同年間に法相宗の僧徳一によって開創され、度重なる水害や火災に遭いながらも、苦難を乗り越えてきました。今もなお臨済宗法灯をともし続け、厚い信仰を受け継いでいます。
境内には「赤べこ」の由来となる撫牛像があり、幸せを運ぶと伝えられています。柳津の虚空藏さまとして親しまれる圓藏寺は、会津の心の拠り所となっています。

奥之院弁天堂

圓藏寺の南側に位置する茅ぶき屋根の三間堂は、極彩色の装飾が施された美しい茅ぶき屋根と洗練された建物が特徴で、細部の手法にも驚かされます。また、弁財天を本尊として祀っていることから「弁天堂」としても知られています。
弁天堂は室町中期の禅宗様式を示す代表的な地方建造物であり、国の指定を受けた重要文化財です。柳津の歴史と文化を感じる貴重な建築物として、多くの人々に愛されています。

やないづ町立斎藤清美術館

やないづ町立斎藤清美術館は、故斎藤清画伯の作品を紹介する美術館です。斎藤清は柳津町の名誉町民であり、平成7年文化功労者に顕彰されました。彼の作品は、日本の古都や会津の風景をはじめ、四季折々の美しい表情を描き出しています。斎藤清の作品は世界でも人気を博し、後進の芸術家にも大きな影響を与えています。館内は彼の作品に囲まれた木のぬくもりが感じられる、心地良いゆったりとした空間で、心を豊かにするひとときを提供しています。斎藤清の世界に浸り、芸術と自然が融合した空間をお楽しみください。

只見線

只見線

只見線

只見線は、福島県会津若松市の会津若松駅から新潟県魚沼市の小出駅を繋ぐ、全長135.2kmのローカル路線です。この路線は、JR東日本の鉄道路線の中でも特に美しい風景が楽しめることで知られています。

只見線沿線には、四季折々の景色が広がります。春には駅周辺の桜が満開となり、美しいピンク色の花が咲き誇ります。夏には緑が鮮やかで、清流や豊かな自然が一層煌びやかに。秋には紅葉が美しく、赤や黄色に彩られた木々が車窓から見え、冬には雪景色が広がり、銀世界を一望できます。

また沿線には様々な観光地や温泉地も点在しています。自然豊かな風景を楽しみながら、地元の温かい雰囲気や郷土料理も堪能できます。自然美とローカルな魅力が融合した魅力的な観光スポットとして、只見線は多くの人々に愛されています。

柳津温泉・西山温泉

柳津は温泉地としても知られており、心身を癒す湯治の場として親しまれています。天然の温泉が湧き出る施設では日頃の疲れを癒したり、温泉地周辺には足湯や露天風呂などもあり、リラックスする場所としても人気です。

圓藏寺を中心に栄えた柳津温泉は、かつては宿坊(参拝者が泊まる宿舎)が点在しており、現在は温泉旅館として軒を連ねています。
また、日本一の地熱発電所のある西山温泉は、只見川の支流である滝谷川沿いに開けた温泉郷で、渓流のせせらぎや鳥のさえずりが響く自然豊かな地にあります。8つの源泉があり、それぞれの湯を一巡りするとあらゆる病も治る「神の湯」と称され、昔から現在に至るまで湯治の利用客が多く訪れます。